先生のためのお守り言葉

「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」という名言があります。たしかに、この言葉で奮起できる時もあります。しかし「もうあきらめたいです」という時も…ありませんか?こんにちは、スクールカウンセラー神村です。今回は、もうあきらめたいな…と思った時、そっとつぶやいてほしい「先生のためのお守り言葉」を紹介します。こっそり、どうぞ。

自分じゃなくても大丈夫

私は教員時代、頚椎ヘルニアが悪化し、手術のため1ヶ月学校を休んだことがあります。タイミングが悪く移動教室の直前でした。「自分じゃなければ」と移動教室にだけは行こうとしましたが、ドクターストップ。泣く泣く休むことに。退院後、おそるおそる学校に行くと、拍子抜けするくらい学級は何の問題もありませんでした。管理職や同僚たちが上手に対応してくれていたのです。子どもたちは自分で考え行動していました。むしろ、私がいない方が良かったと思うくらいでした。毎日毎日、自分じゃなくても大丈夫なのです。

だんだん良くなっている

「良くなったり、悪くなったりしながら、だんだん良くなっている」。誰の言葉なのかは全く覚えていないのですが、私はうまくいかない時、この言葉を繰り返します。そして、下のイラストのような龍がクネクネと緩やかに上昇していくイメージを頭に思い浮かべます。すると、たとえ今は良くなくても、良くなっていく途中にいるのだ、と思えるようになるから不思議です。何の根拠もない言葉ではありますが、「ま、いいか」と自然と力が抜けていく言葉です。

全てを全力でするのは無理です

朝は子どもの登校を笑顔で迎える。わかりやすい授業をする。休み時間は校庭で子どもと遊ぶ。子どもの悩みを聞く。給食指導に掃除指導。放課後の会議。教材研究。部活指導。丁寧な保護者対応。この中のたとえひとつでも全力ですれば、それはもうクッタクタになるものです。先生の仕事は幅広く奥深い。ほぼ無限です。つまり全てを全力でするのは無理です。

最後までお読みいただきありがとうございます。このブログは先生応援ブログです。サクッと読めて、ちょっと心が軽くなる。そんなブログを目指しています。スクールカウンセラー神村でした。

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この記事を書いた人

神村 淳一のアバター 神村 淳一 スクールカウンセラー

東京都公立・私立学校スクールカウンセラー。20年間の教員生活を経て現職。モットーは「まずは大人の元気から」。公認心理師・学校心理士。