スルーするって難しいですよね。特に言葉。ネバネバとした言葉は、思考を硬直させ、心の体力を奪います。こんにちは、スクールカウンセラー神村です。今回は「職員室でシレッとスルーしてもいい言葉」。耳をすませば、ただのマウントに過ぎなかったり、ギリギリアウトだっだりする言葉が職員室には漂っています。すべて受け止める必要なんてないのです。もっともらしく聞こえる言葉の本性を見極め、シレッとスルーしていきましょう。
私の前だと「いい子」ですよ
子どもは大人の顔色を本当によく見ています。特に自他の境界が曖昧な児童期の子どもは、大人の不機嫌に敏感です。大人が不機嫌だと、子どもは「いい子」を演じざるを得ません。不安や恐怖で子どもをコントロールした結果、子どもが「いい子」を演じているというケースはよくあること。そもそも「いい子」とはなんでしょう。大人の言うことを聞くことでしょうか。もしそうであれば、あの先生の前では「いい子」を演じていたんだな、と思えばいいのです。
若いんだから
この言葉の後に、押し付けが続くことは少なくありません。研究授業、校務分掌、力仕事に休日出勤。基本、誰もやりたがらない仕事の押し付けです。もちろん経験を積むことで、自分の成長につながることはあります。引き受けることで、スキルアップできることもあります。しかし誰もやりたがらない仕事を若いという理由で引き受ける必要は全くありません。自分がやりたいか、やりたくないかで決めましょう。
クラスの子どもはどうするの?
休みの申請をした時などに言われるこうした言葉。そもそも「子ども」と「あなた」はたまたまの関係です。つまり他人同士。あなたが休みを必要とした時に休みを申請することは、あなたの権利です。先生にとって「子ども」を盾に迫られると思考は硬直しがちです。「あなた」が消えかけます。だからこそ勇気をもってスルーしてほしい。「子ども」と「あなた」は別なのです。あなたが中心です。
最後までお読みいただきありがとうございます。このブログは先生応援ブログです。サクッと読めて、ちょっと心が軽くなる。そんなブログを目指しています。スクールカウンセラー神村でした。