先生の休み方【その5】

私は教員時代「先生は休んではいけない」と思い込んでいました。その思い込みは、今となっては全く無意味であると思っています。こんにちは、スクールカウンセラー神村です。今回は「先生の休み方」の第5回目。かつて私を苦しめた、無意味な思い込みを紹介します。まずは思い込みに気づくこと。そしてその無意味さに気づくこと。するとココロは一気にラクチンになりますよ。

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月曜日は休んではいけない

日曜日の夜が苦手でした。来週からの授業や人間関係のことを考えすぎて、眠れぬ夜が何度もありました。しかし不思議なことに、平日の夜は案外普通に眠れました。なぜでしょう。その理由の一つに「月曜日は休んではいけない」という思い込みがあったからだと思います。月曜日は休み明けであるため、なんとなくきちんとしなければいけない日、というイメージを勝手にもっていたのです。でも、そんなことはないですよね。月曜日だって、ただの1日。もし体調が悪ければ休めばいいのです。月曜日は休んでもいい日なのです。

先生はいつも元気

どうしようもなくテンションが低い日ってありませんか?そんな日でも先生方は、学校に行けば子どもたちの前に立たなければなりません。先生方の中には気持ちを奮い立たせて教室に向かっている方もおられるのではないでしょうか。かつて国際労働機関(ILO)は「教師は戦場なみのストレスにさらされている」と指摘しています。少し大袈裟な気はしますが、それでも言い得て妙。先生も人間。いつも元気じゃなくていいのです。

定年まで教員

このまま教員を続けていくのはつらい。でも管理職になりたくはない。ああ、お先真っ暗…。そんな気持ちになったことはありませんか?私は40代のある時期、ほぼ毎日そんなことばかり考えていました。当然心の不調に陥りました。しかし休職を経験し、暗中模索することで人生の選択肢はたくさんあることに気づくことができました。私はその後、教員から緩やかに違う道にシフトすることができました。教員を続けるしかない、と思っている方へ。教員以外の道はあります。まずはそのことに気づくことから始めてみませんか。

最後までお読みいただきありがとうございます。このブログは先生応援ブログです。サクッと読めて、ちょっと心が軽くなる。そんなブログを目指しています。スクールカウンセラー神村でした。

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この記事を書いた人

神村 淳一のアバター 神村 淳一 スクールカウンセラー

東京都公立・私立学校スクールカウンセラー。20年間の教員生活を経て現職。モットーは「まずは大人の元気から」。公認心理師・学校心理士。

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