がんばれっ!異動1年目の先生

どの先生方にとっても異動1年目は、ストレスフルな1年間なのではないでしょうか。初任者のように面倒を見てくれるわけではなく、また周囲からは試されるような目で見られる。本当にお疲れ様です。心から「がんばれっ!異動1年目の先生」とエールを送りたいです。こんにちは、スクールカウンセラー神村です。今回は、異動1年目を乗り越えるためのヒントです。どうぞ参考に。

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子どもを味方に

2年生以降の担任であれば、わからないことは子どもに聞きましょう。1年生の担任であれば、わからないことは子どもと一緒に大人に聞きましょう。子どもにとって先生に頼られることは自信につながります。また、新しい環境で困ったり、間違ったりする先生の姿を子どもに見せることは、決してマイナスなことではありません。むしろ援助希求行動の大切さを、先生の姿を通して学ぶことができます。子どもは大人を本当によく見ています。何でも知っている先生より、ちょっと困っている先生の方が、子どもは好きです。

先生以外の職員とつながろう

例えば事務の方。同じ職場にいながらも、先生たちとは違った視点をもって学校のことを見ています。ちょっとした会話をするだけで、新鮮な風が体の中に吹き込んでくるような時があります。また、事務室には職員室とは違った空気が流れています。万が一、職員室で苦しくなってしまった時、フラッと足を運べる心のオアシスとして重宝します。そのほか、図書司書の先生、用務主事さん、もちろんSCやSSWの方などとつながっておくこともおすすめです。

夏休みに作戦を立てる

異動1年目はどうしても過剰適応の傾向が強くなります。特に1学期はその学校の文化や風土に、自分自身をチューニングしていくことに力を注ぎがちです。しかし異動1年目の先生には、前任校で培った実績やスキルがあります。2学期以降は、本来の自分のペースを取り戻していきましょう。そのために、夏休み中に作戦を立てましょう。例えば、物語文の指導。社会科の資料。掲示物。何かひとつでもいいのです。新しい学校の中で、自分の力が発揮できるものを準備していきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。このブログは先生応援ブログです。サクッと読めて、ちょっと心が軽くなる。スクールカウンセラー神村でした。

 

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この記事を書いた人

神村 淳一のアバター 神村 淳一 スクールカウンセラー

東京都公立・私立学校スクールカウンセラー。20年間の教員生活を経て現職。モットーは「まずは大人の元気から」。公認心理師・学校心理士。

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